デンタル・オフィス・おおきのＨＰを，ご訪問賜り有り難う御座います。
まず最初に，「当歯科医院は予防処置に力を入れています。」とか「当歯科
医院は最新の歯科治療を積極的に取り入れています。」等の治療方針，治療
指針や治療理念を述べるべき，とは思いますが，実際に当歯科医院で歯科治
療を受けられた患者様が，どう感じるかは，別の物なので，まずは院長を含
めてスタッフ側が普段どの様な事を考えて治療や業務を行っているかを先に
述べます。

１．歯科医療サイドは，歯の治療の為に生きていますが，患者様サイドは，
　　歯の治療を受ける為だけに生きている訳ではない。この違いを常に心に
　　とめておきます。
　　例えば，お仕事などの都合でキャンセルをした患者様を，怒る医療機関
　　がある様ですが，当歯科医院ではその様な事は致しません。キャンセル
　　される事により確かに歯科医院側の不利益もありますが，それ以上に患
　　者様の歯やお口の状態が悪化される訳ですから，ご自分の不利益と利益
　　をお考えになって，キャンセルされたと考えております。無論分かった
　　時点でご連絡を戴く様にお願いは申し上げています。
２．患者様のご性格や歯科治療に対するお考え方を尊重して，治療を進める。
　　少しぐらい痛くても麻酔の注射を受けるよりは良いとお考える方もいま
　　すし，少しでも痛いのは，いやなのでなるべく麻酔の注射をして欲しい
　　方もいます。出来るだけお聞きして，それに沿って治療を進める様に致
　　します。無論，出来ない場合には，その旨を申し上げます。
３．歯科医院の社会的責任は果たす。
　　弁護士の中坊公平氏は「弁護士は人の争い事と言う，人の不幸を，飯の
　　タネにしている。それ故社会的責任を果たさねばならない。」と述べら
　　れています。わたくしも歯科医師は，人の歯やお口の病気という不幸を
　　飯のタネにしています。それ故に社会的責任を果たせねばならないと考
　　えています。ですからわたくしは歯科医師会に所属して，学校の歯科健
　　診や市の乳幼児歯科健診(１歳半児，３歳児)を行っております。その他
　　企業健診等の地域歯科医療，歯の予防週間に於ける啓蒙活動などの地域
　　歯科保健指導に関するもの，また寝たきりの患者様への訪問歯科(往診)
　　など，歯科医院内だけの治療以外の事にも積極的に参加しています。ま
　　た，商店街活動や町づくり活動への参加も行っております。しかし，こ
　　の事は患者様サイドから見ますと歯科医院外の活動をする訳ですから，
　　休診が増えたり，診療時間が減ったりする訳です。その点は，誠に申し
　　訳ありませんが，ご承知おき下さい。休診でも痛みがある等の急患の場
　　合は，携帯電話にご連絡を戴き，出来るだけ拝見する様に致しておりま
　　す。最近開業される若い先生の中には，院外の活動は，時間を取られる
　　だけで収入的にも，メリットがないので，歯科医師会に所属しないで，
　　その分の時間を，自分の診療所で治療をしていた方が良いと公言する歯
　　科医師もいる様ですが，歯科医師としてのまた歯科医院としての社会的
　　責任はどの様に考えておられるのでしょうか？自医院での治療だけを，
　　すれば社会的責任が果たせるとは思いません。

以上の様な事を考えながら診療を進めています。

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